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ワンちゃんネコちゃんの健康管理HEALTH CARE

これだけは押さえておきたい予防獣医学 健康管理はまず予防から

混合ワクチンおよび狂犬病予防ワクチン(犬のみ)の予防接種を受けましょう 大切なわんちゃんねこちゃんを怖い感染症から守るためのワクチンです。特に、子供の時期は免疫力が弱いので、様々な感染症にかかってしまうリスクが高いです。しっかりとした免疫を得るために、生まれて1歳になるまでの期間は2~3回のワクチン接種が必要となります。尚、日本では年一回のわんちゃんへの狂犬病予防接種が法律で義務付けられております。
フィラリア症の予防をしましょう フィラリア症は、蚊が媒介する感染症です。心臓や大きな血管内にフィラリアという糸状の寄生虫が入り込み、血液の循環を著しく阻害します。その結果、吐血や最悪の場合、突然死などを引き起こします。治療は困難な場合もありますが、予防は比較的容易です。選択する予防薬によって投与法や予防間隔が異なります。その子に合った予防プランをご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
ノミ・マダニの予防をしましょう 近年、最も被害の大きい感染症の一つです。特に屋内生活のわんちゃんねこちゃんで発生が多いように感じます。温暖化の影響や生活スタイルの変化により、寄生虫が私たちの生活域に急速に近いてきているのでしょう。予防薬の種類によって期間や投与方法が異なります。予防期間としては、通年予防をお勧めしております。
避妊・去勢手術を受けましょう わんちゃんねこちゃんがかかってしまう病気の中に、性ホルモンが原因のものがいくつかあります。健康被害の程度は病気によって大きく異なり様々ですが、命に関わる重篤な病気も少なくありません(乳ガンや子宮蓄膿症など)。近年では、早期(生後6ヶ月くらい)の避妊・去勢手術がこれらの病気を予防することわかっています。手術を受けることによるメリット・デメリットをしっかりとご説明いたしますので、一度ご相談ください。
定期的な健康診断を受けましょう わんちゃんねこちゃんたちも高齢化の時代を迎え、それに伴い病気の種類や治療法なども多種多様に変化してきております。定期検診は、病気の早期発見に繋がるのはもちろんですが、その子の正常値を知る上でも重要です。年齢によってオススメの健診コースが異なりますので一度ご相談ください。
検便をしましょう ペットショップやブリーダーから、また野良猫ちゃんを保護するなど様々な形でわんちゃんねこちゃんを迎え入れると思います。その際、お腹の中(腸管など)に寄生虫をもっている子たちによく会います。恐らく、迎入れるまでの過程で多くの動物と接触する機会が増えてきていることが、原因の一つでしょう。特に目立った症状などがなくとも、お家に迎入れる時には検便にて寄生虫のチェックをしましょう。

シニア犬、シニア猫をお世話する上で… 健康管理はまず予防から

定期的な健康診断を受けましょう 動物たちは様々な理由から病気であることを隠す傾向にあります。さらに成犬、成猫は1年で人に換算すると4歳年をとると言われています。明確な症状がないまま来院し、病気が進行した状態で発見されるケースも多いです。病気を早期に発見するためにも最低でも年に一度の健康診断を受けましょう。詳しくはお電話にて一度ご相談ください。
尿量や飲水量は増えていないですか? 普段の生活の中で、動物の異変には気づきずらいものです。言葉を使わない彼らの状態を知る上で、食欲や排泄物の様子をチェックすることは非常に簡単で有効です。飲水量や尿量が増えるといった症状は糖尿病、腎不全や腫瘍など老齢期に多い病気のサインの一つです。少しでも変化を感じた際には、お早めにご相談ください。
口臭やご飯の食べ方をチェック 3歳以上のわんちゃんの80%が歯周病を罹患していると言われています。歯周病は口臭もきつく、痛みを伴う病気ですが、「こんなものかな?」と見過ごされがちな病気とも言えます。少しでも口臭が気になった際には早めにご相談ください。歯を失う前に早めの対応をお勧めいたします。
フードは年齢に合わせましょう わんちゃん・ねこちゃんの平均寿命は、年々伸び傾向にあります。様々な要因が考えられますが、その中でもフードの進化は大きいです。成長期、維持期そして高齢期など、それぞれのライフステージ合わせた栄養バランスの整ったフードが理想です。年齢に合わせたフード選びが長寿に繋がります。当院には、栄養管理アドバイザーがおりますのでお気軽にご相談ください。
運動量や行動の変化に気をつけましょう 年齢とともに動物たちの行動は特徴的に変化します。段差を嫌がる、高所へ登らない、歩き方が変わる、睡眠時間が伸びるなど様々です。老化のサインでもあり病気のヒントでもあります。少しでも変化を感じられた際は記録に残しておくのも良いかもしれません。病気のサインには早めに気づいてあげましょう。
体にイボができてきたり体格に変化はありませんか? 基本的に動物は左右対称にできています。顔を正面から見ても、背骨を中心に真上から見ても左右対称のはずです。左右に差が見つかった際には、病気の可能性も考えられます。日々のスキンシップの際に注意深く観察してみましょう。